社会保険労務士合格ライン

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社会保険労務士合格ライン

業務の概要

社会保険労務士の業務についてもう少し詳しく説明しておきましょう。まずは書類の作成業務ですが、これは労働、社会保険に関する諸法令に基づいて行政機関に提出する申請書、届出書、審査請求書、報告書、異議申立書のことで、主に労働基準監督署、公共職業安定所、年金事務所に提出することになり、その提出に関する手続を社会保険労務士が代行します。

代理業務としては、労働社会保険諸法令に基づく申請、届出、報告、審査請求、異議申立て、再審査請求その他の事項も該当しており、これらは厚生労働省令で定めるものに限定されています。

個別労働関係紛争の解決促進に関しては、紛争調整委員会におけるあっせんの手続き、男女雇用機会均等法での調停の手続についてなどが該当し、紛争の当事者を代理することになります。

紛争当事者の代理では、都道府県知事の委任（地方自治法180条の2の規定に基づく）を受けて都道府県労働委員会が行う個別労働関係紛争も対象となります。

労働社会保険諸法令に基づく帳簿書類では、最近ではその作成に代わるものとしてコンピューターでの電磁的記録を作成することが多いようです。又、社会保険労務士の資格に加えて、ファイナンシャルプランナーやDCプランナー、DCアドバイザー資格を併せ持つ人も多くなってきており、年金や資産運用に関するコンサルタント業を主とする実務家も増えているようです。中には税理士、中小企業診断士、行政書士などの他士業資格を保有して活動する実務家もいます。